ゲンジボタルの保護育成、水路整備は1年前から計画的にします。

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こんな時だからこそ観察会はやりたかった!私の本音です。
会員も高齢者が殆どですから万全を期すということですね。
6月8日から毎晩7時40分に出かけて一周してきます。

今年の初見日は6月18日でした。
ゲンジボタルの幻想的な光を満喫しています。
お客さんにもコロナ渦潮で疲弊する心を癒してもらいたかった。

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水路整備は草刈りや落葉や水草の掃除が必要です。
しかし、1年でほとんどが水中で生息しているホタルは厄介です
ホタルの習性に合わせた作業時期を見極める事が必要です。

水路脇の草が伸びると草刈りが必要になりますが当然のことながら
上陸から羽化して産卵し、孵化して水中に幼虫が戻るまでは水路の際には
近づけません。

水路には水草が必要ですが、人口水路は増えすぎても支障がありますので
ある程度は取り払います。水路に入る作業は細心の注意が必要なんです。
幼虫やカワニナを踏まないように気を使い、水草も水中でよく払ってから取り除くのです。

幼虫やカワニナが根元に絡まっている場合もあるからです
人力で水路の掃除をする場合と機械作業に頼る場合では違いがあります
翌年の作業を計画して、機械で土砂を上げる場合は雌ホタルを保護します。

他の場所に放したりしますが、私は苔に産卵をさせて幼虫を大きくなるまで育て
翌年に同じ場所に放流します。当然カワニナも拾います。

4年前にグランドの東の水路が整備されてからは雨で大きく荒れて水路が埋るようなことが
無くなりました。この時にホタル水路(コンクリートのU字溝)を造っていただきました。
蛍が育つ環境になるまでには4、5年はかかると思っていましたが…

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